12月の最後の週になりました。今週は通知表渡しで面談をする先生も多いのではないでしょうか。しかし、面談はうまくできるか不安という先生もいると思います。私もコーチングや心理学、脳科学を学ぶまでは緊張と不安でいっぱいでした。そんな私が学んで、「これを早く知っておけばもっとスムーズに面談できたのに」と思えるものを今回は7つ紹介します。ぜひ最後まで読んで実践してみてください。
なお、紹介しているコツは「神トーーク」とコーチングスキルのものです。よかったら商品も見てみてください。
態度
①笑顔であいさつする
出会い頭に相手に笑顔を見せるということは、「私はあなたにとって友好な存在ですよ」という意思表示です。そして安心感を与える役割があります。
私たち大人は思ったより「笑顔」ができません。子供は一日400回笑って過ごすのに対し、大人は15回ほどしか笑わないという調査があります。もちろん、自然に笑顔で挨拶ができるという素晴らしい方もいるとは思いますが、私はまったくできていないかったので、笑顔であいさつは忘れては思い出して実践を繰り返しました。
笑顔であいさつは対面の回数が少ないほど効果があります。普段あまり直接お会いしない保護者といい関係を気づくためにもまず「笑顔であいさつ」を心がけたいですね。
②腕や足を組まない
「腕を組む」という行為は「相手を警戒し、拒絶する」という心理があることを表しています。これは知っておくと結構面白いですよ。行動によって相手が反対しているのかなと予想がつきますし、自分が無意識に腕を組んだ時も「あれ?自分で警戒してるんだな」と自覚できます。
「足を組む」ことは「相手の意思を拒む」という心理があることを表しています。場面によってリラックスであったり、頭の回転、魅力のアピールであったりもします。足を組むことで相手との距離をとり、避けたいという気持ちの表れです。
ついやってしまいがちな方は意図的に組まないようにしましょう。
③中立で聴く
色々な方が色々な話をしていきます。中には「それは違う」「それは間違っている」と思うものもあるでしょう。しかし、こちらがその意見を変えようと説得しても変わることはありません。信頼度が高いとできるかもしれませんが。まずは「そう思っているんだ」と聴いてあげることが大切です。自分の思いをすべて出した後の状態にしてからの方がアドバイスは聞き入れやすいものです。否定せず、そう考えているんだと思って聴きましょう。
環境
④座る位置はL字
対面、L字、横並びと話すときはこの3パターンで座ることができると思いますが、面談でのおすすめはL字です。対面で座りがちですが、対面で座るとちょっときつく感じるときがありませんか?これは人のパーソナルエリアが前方に多いため、それがぶつかり合うとストレスに感じることが原因です。L字にしてしまえば緩和されるので安心して話をすることができます。今では感染症対策といってL字にしてしまうとあまり違和感なく取り入れられますよ。
言葉
⑤感情の言葉を繰り返す
話を聴くときに「うれしい」「楽しい」「悲しい」「不安」など感情が伴った言葉を繰り返しましょう。そうすることによって「わかったもらえた」ということと「自分ってそう思っていたんだ」という発見になります。話をちゃんと聞いてもらえているということは面談の満足感につながりますし、自分の思いを自覚することは相手の行動を引き起こすきっかけになることもあります。
私はやるまえはちょっと不自然ではないかと心配しましたが、全然相手はそう感じなかったようです。やってみないとわからないこともありますね。
⑥意図的に名前を呼ぶ
「○○さん、寒い中ありがとうございます」「○○さんはどう思いますか?」とあえて名前を会話の中に入れるようにしましょう。これは自己重要感を満たす行為になります。相手の名前を呼べば呼ぶほど自分は重要な存在なんだと感じてもらえます。面談なら来る時間によって相手はある程度わかるはず。省略せずに名前を入れて話すようにしましょう。
これは正直効果は実感できていません。しかし、あまりいったことのない会議などで自分の名前を読んで話しかけられるとうれしいという思いがあるのでたぶん効果はあるのでしょう。
⑦好きという
相手に心を開く究極の感情は「好意」です。しかしいきなり好きになれというのも無理な話ですが好意を持ってもらうためにできることはあります。それは「好き」と伝えることです。人には返報性の法則というものがあって、受けた分は返さなければならないと感じるようになっています。つまり好意を持たれたら、好意で返すってことですね。
いやいや、いきなり好きっていったらヤバいやつと思われる。私もそう思います。なので「○○さんの頑張って作業しているところが好きですね」「△△にハマっているんですか、私も△△好きなんですよ」と行動やモノを好きといい、間接的に好きを伝えるとできると思いませんか?
この「好き」はかなり変化があります。一言でいえば会話が盛り上がります。面談前にその生徒の好きなことを事前に知っておけば1回は好きを使うことができますよ。
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