コーチング

先生がコーチングを学べば生徒は成長する

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生徒と面談の時間があるけど、うまく活用できていない

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どうしたら生徒の成長につながるかわからない

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かかわった生徒がいい成長ができるか不安だ

といった悩みを持つ先生は少なくないのではないでしょうか。しかも、近年は教員の多忙化で満足に生徒と話をすることができなかったり、生徒たちも「先生は忙しいから余程のことでないと話を聞いてもらえない」と感じているようです。

私たち教員は残業時間を減らし、効率よく業務を行うように求められているように思います。しかし、本当の目的は児童生徒の人格の完成であり、生徒の成長を促し、手助けすることです。数年前までは授業でわかりやすく生徒に教えることを頑張ってきましたが、知識や技能を伝えることはだんだん学校でなくてもできる世の中になりました。学習アプリや動画で自分が学びたいことの基礎は学べます。

では学校に来た生徒に対して先生ができることは何があるでしょうか?人との関わりのなかで成長することではないかと私は考えます。そのためのスキルが「コーチング」なのではないかと思い、私は勉強を始めました。

コーチングの効果

・生徒との面談が生徒にも教員にも発見があるものになります
・生徒との関係が良好になります
・生徒がいい方向に変わるための行動を起こします

コーチングの大事な考え方

「答えはクライアント(生徒)が持っている」という考え方

生徒が目標のための取り組もうとしているとき、どうしますか?どうしたらうまくいくか、なにをしたらいいかなどをアドバイスしますよね。このように目標達成に向けて答えを与えることをティーチングといいます。それに対してコーチングは目標達成に向けて答えを引き出すことをします。

今まで学校現場ではティーチングをするべきでした。それは学校で教えることの知識を学校が多く持っていたからです。しかし、今ではYouTube、SNS,学習アプリなどで学校でなくても知識を得ることができるようになりました。その結果、生徒は今までより多くの情報を持っていて、「どうしたらいいかわからない」ということが起こっています。そのため、今後コーチングによって自分が行動することを引き出すことが必要になってきています。

といっても答えのすべてがあるわけではありません。そのために、自分で気づき、行動して探すために次のオートクライン効果や一貫性の原理が登場するわけです。

「話したことによって、自分の考えていることに気づく」というオートクライン効果

自分一人で考えているときは思いつかないのに、人に説明したり、話したりしているときによい方法が思いついたことはありませんか?誰しもそんな経験をしたことがあると思います。このように自分で話した言葉(内容)を自分で聞くことで、自分が考えていることに気づくことをオートクライン効果といいます。このオートクライン効果について知っていると、偶然でなく、自分で気づきを起こせるようになるのでおススメです。

ティーチングでは先生が多く話します。知識を受け取るという点では優秀でしょうが、定着や実行という観点からはそれだけでは非効率です。コーチングでは生徒(クライアント)が多く話します。そこから自分が話した言葉を聞き、自分が考えていることに気づくことになります。

「ダイエットした方がいいよ」と言われることと「ダイエットした方がいいな」と自分で気づくことは同じようで全然違います。実際に私もダイエットの理由を自分で気づいたことで10kgのダイエットが成功しました。

「自分が一番自分を説得できる」という一貫性の原理

一貫性の原理とは「人はやると決めたことや人に宣言したことを、一貫性をもってやり遂げるべきだという考えを持つ傾向のことをいいます。これは多くの人が持っている傾向で、知らないうちに行動に影響を与えます。大して食べたことのない納豆をなんとなくいやだと思い、「納豆が嫌い」と20年言い続けたのもまえちゃんの一貫性の原理だと思います。ちなみにその後は「健康にいい」と多方面から情報を得たので毎日食べています。

どれだけ周りが話しても、最後に行動するのは自分です。そして、自分が納得できれば人は動きます。そのために、先生の言葉でなく生徒自身の言葉で行動を促すことが効果的というわけですね。

おススメの書籍3選

新 コーチングが人を活かす

コーチングの入門書としておすすめの一冊です。発見を促す・信頼関係を築く・目標達成・視点や切口を変える・行動を促すといった流れが私が今学んでいる講座を同じなので読みやすく、受け入れやすかったです。

マンガでやさしくわかるコーチング

マンガだと「こうなったらいいな」とイメージしやすくていいですよね。このマンガの主人公の悩みはすごくわかります。同じような経験をして、私もコーチング学ぼうと思いました。プレイヤーからリーダー・コーチ・マネージャーなどに変わって悩んでいる人は一度読んでみては?

マンガでやさしくわかる傾聴

またマンガなのですが、読むと学びの多い本です。この本を実践すると、夫婦けんかが激減します。これは私の実体験です。

まとめ

生徒が主体的に行動するためのコーチング。生徒の話を引き出し、自分で自分の考えに気づき、行動することを目的としています。コーチングを実行できると起こる変化がわかるような書籍を紹介しました。

ABOUT ME
まえちゃん
アラフォー男性教員 地元の学校に通い、地元の大学に行き、地元の教員に 「数学が好きな子を増やしたい」と思い、教員になる。しかし、いつの間にか部活動と学校行事がメインの役割になり、22時に退勤することが常習化する。帰って24時に寝るという生活を送る。 3年前に土日をほぼつぶして取り組んだ部活で成果が出ず、「これではいけない」と思い、コーチングを勉強し始め、自分もコーチングを受ける。コーチングを受ける中で「自分はどんな生き方をしたいのか」「自分の強みは何なのか」「何がしたいのか」を考え、行動するようになる。