12月3日(土)公開初日に見に行きました映画「THE FIRST SLUM DUNK」
アラフォーの方々はちょうど世代なのではないでしょうか。
そんなバスケ部員が100名時代を共に過ごした世代のまえちゃんが映画を見ての感想をまとめました。
見に行くか迷っている同年代の方々の参考になれば幸いです。
前情報「山王戦」ということだけで乗り込んだ
スラムダンクを映画化ってことを聞いて、「一体何を映画にするの」と思うファンも多いはず。既存のストーリーはほぼ完結されている。その後のストーリーでぼろ負けした試合をするのは考えにくい。やるならその後のストーリー?桜木復帰戦?ん~
そしてストーリーは山王戦という情報をゲット
もしその後ストーリーやらないなら山王戦をするしかないよねと思う。
でも山王戦を2時間程度の映画に盛り込むなんて無理だと思うんだよね。
これだけ人気のあるタイトルをどう映画化したのか楽しみにいざ映画館へ
主人公は「宮城リョータ」
スタートから宮城リョータの過去シーン。
リョータの過去の兄との思い出や父、兄をなくした家族の苦しさが描かれる。
映画はリョータの過去シーンと試合シーンが交互に描かれる。
始めはメンバーそれぞれの過去を深堀りして映画にまとめるのかと思ったけどリョータだけだと途中で気づいた。そもそもメンバー全員やったら時間が足りないしね。確かに桜木や赤城は本編でここまでに至る過程を描いているので今更描いてもって感はあるかもしれない。
そう思うとリョータはそういう過去の描写とかは少なかったのかもしれない。流川も少なそうだけど桜木との関係の描写が多いからまだ目立っている方なのかな。
リョータ目線の山王戦
リョータ目線の成長がうまく感じられる作品だった。
本当はビビりだけど顔に出さないようにしている描写がケンカでもバスケでも親子関係でも出てくる。本編ではあまり感じなかった強がり、でも一歩前に進むリョータを感じることができる。兄との比較やコンプレックスからの成長。声をかけろといわれて「性に合わない」と言っていたが山王戦で円陣の掛け声をかける。
試合視点もリョータ目線が多かったように思う。
コートからベンチの桜木を見たり、ガードポジションから山王ディフェンスを見たり。
バスケを見ていると思える臨場感
あの絵が動くのは違和感が大きかったけど、バスケシーンを見たらちょっと感動した。令和はスゴイ。漫画には漫画の良さはあるけど、映画には映画の良さがある。リアルなバスケットらしい描写がすごい。それぞれのポジションの動きが本物とはいかなくてもリアルなゲームぐらいはすごい。試合の中での「同じ2点だぴょん」とか「ニカッ」とか実際の試合で言ってたらあんな感じだよねって感じ。
桜木のアリウープとか流川のダンクとかちょっと歓声出るもんね。
ストーリーも大事だけどバスケ映画を見に来たという感じの満足感はあるね。
試合展開は原作通り
試合展開は原作通りでしたね。
そりゃそうですよね、あれを変更できませんよね。
他のメンバーを深堀りしない関係で魚住とか晴子さんとかの登場はない、少なかった。
魚住が登場しない代わりに引退した先輩ストーリーが入ってるけど。
リョータの1年の頃も描けるからうまく作ってあるなと思った。
三井と赤木は同級生だから過去のシーンを描けるけど、桜木と流川は原作で出会っているから深堀りするところはあまりないわけね。
感想
もともとスラムダンクは好きなマンガでしたし、映画を見て後悔はありません。
マンガや映画、ドラマで泣かない私ですが原作の桜木と流川のハイタッチシーンは泣けるくらい好きなマンガです。
山王戦を違う視点から見てみました、アニメーションもよくなりましたくらいで見るといいと思いますね。
好きなキャラが活躍してないとか、あのシーンが好きだったのにと思う方は見て残念だなと思うかもしれませんけど、尺の都合上削れてしまったものもあると思いますね。
原作読んでいない方が楽しめるかといえば難しいでしょうね。
映画見て興味が出たら1巻からスタートしてほしいですね。
山王戦は今までのストーリーが詰まった試合ですからね。
原作を読んだ人にもおすすめできる映画
原作はリョータの過去は描かれていないため、映画を見る価値はあると思う。
また現代版のアニメーションでバスケが描かれるのは面白かった。
20分ハーフとか30秒ルールとかペイントエリアの形とか今のバスケには違和感があるところもあるけど時代だなと思う。