今の学校って一人一台端末でパソコン使って授業しなくてはいけないんですよね?パソコン得意じゃないのにできるか不安
デジタルが好きな人も得意ではない人もいますよ。
確かにICTの活用はよく言われていますね。
まずはデジタル教科書を使ってみることがおすすめです
デジタル教科書?そんなの自分の学校にあったかな?
普及率は3割程度のようですね。
2024年度に本格導入を目指しているところです。
特に英語は希望する小中学校に配布するようですよ。
でもデジタル教科書って紙の教科書がデータになっただけですよね?
いやいや、デジタル教科書はとても便利なのでぜひ活用してみてください。
取り入れてみたいと思ったら事例を参考にすることが手っ取り早いです。
どのように使っているか、自分の学校ではできそうかと考え、できそうなところからチャレンジしましょう。今はみんなやってみようと思っている時期です。やってみて経験を積みましょう。
Contents
デジタル教科書とは
紙の教科書を使うことが義務づけられていましたが、2019年から「デジタル教科書」が使えるようになりました。
デジタル教科書は紙の教科書と内容はまったく同じです。パソコンやタブレット端末で閲覧できるため、画面や文字の拡大、文章の読み上げ機能があります。
英語なら発音練習やリスニング教材もついていますし、数学では参考動画やアニメーションがついています。
デジタル教科書のメリット
①教材準備がとても楽になった
![](https://maechantry.com/wp-content/uploads/2023/02/2-1-1024x576.jpg)
教科書の説明をわかりやすくするために模型などの教材を作る
先生なら絶対にしたことがありますよね。
私は円錐の展開図の説明のために、画用紙で円錐の模型を作ったことが何度もあります。
正直、あまり器用ではないのでガタガタの円錐が出来て「もっとうまくできないものか」と悲しみにくれたことも何度もあります。
教材研究は楽しいという面もありますが、苦労した割にうまくできないということも多々あるし、準備物がやたら増えるというデメリットもあります。
ちょっと前の英語科の先生は授業に行くときに「教科書」「CDプレイヤー」「英単語カード(大きいもの)」「場面写真」を持って行っていました。
「CDプレーヤー」でリスニング、「英単語カード」を使って発音練習、「場面写真」を見せながら紙芝居のように本文の読み上げ。
しかし、今ではタブレット端末1つですべての役割を果たしてくれるそうでデジタル教科書の導入をとても喜んでいました。
数学科では「グラフ黒板」「大きい定規」「大きいコンパス」の出番がなくなりました。
黒板でグラフをかくことはマス目を気にすると結構難しいです。
しかし、デジタル教科書でかき方の解説をすれば教科書と同じなのでとてもわかりやすい。
さらに作図ではアニメーションで解説してあったり、動画で手順を示してくれたりと素晴らしい。動画は一時停止や繰り返し見ることができることがいいですね。1年の作図の授業は生徒が動画を参考に作図していました。
数学の空間図形の展開図のところは紙で円錐や円柱を作ったり、球の体積がわかりやすいようなものを作ったりもしました。それもアニメーションで展開や回転できるし、一人一人がアニメーションを触ってみることもできるようになりました。
②板書が激減
![](https://maechantry.com/wp-content/uploads/2023/02/3-1-1024x576.jpg)
デジタル教科書をモニターやスクリーンに映して説明すれば、板書がなくても説明できます。教科書と同じ内容なのでそのまま説明すればよいですし、教科書自体が考えられているので流れ通りに説明すればちゃんと抜けなく教えることができます。
黒板に要点を書き写さなくてもデジタル教科書内で書き込みができ、必要ならばスクリーンショットや画像を残すことができます。それをクラスルームなどに添付すれば生徒はあとからでも確認することができます。
私は板書をかなり書くタイプでした。
教科書を要約したり、ポイントを独自にまとめたりもしました。
しかし、今の教科書は必要な個所ではちゃんとポイントはまとめて書いてありますし、動画やアニメーションが欲しいところではデジタル教科書でそれを見ることもできます。
教科書自体が参考書とワークシートを兼ねるようなタイプに変化してきました。
もう板書を細かく書く必要がない時代になってきたと感じますね。
③どこでも確認できる
![](https://maechantry.com/wp-content/uploads/2023/02/4-1-1024x576.jpg)
自宅で教材研究していて「あ~教科書持って帰ってこなかった!」ってありますよね?
デジタル教科書になれば教科書を持ち帰る必要はありません。
ネットにつながりさえすればどこでも確認できます。
生徒も教科書を持ち帰らなくても端末1つで教科書を確認できます。
私の場合は職場のデスクでもiPadでも、教室のchromebookでもどこでも確認出来てすごく便利です。
また、生徒に質問を受けたときも「あ~教科書ない、持ってない?」ということは起きないし、アニメーションもその場で見せられるので重宝しています。
デジタル教科書の注意点
あなたの学校にもあるかもしれない「デジタル教科書」
![](https://maechantry.com/wp-content/uploads/2023/02/5-1-1024x576.jpg)
恐ろしい話をします、「自分の学校にはデジタル教科書入っていないからな」と思う方は一度本当に入っていないか確認した方がいいですよ。
私の勤務校はさらっと生徒が使えるデジタル教科書が今年度から入っていました。
ただその案内をもらった方がデジタルに疎い方だったため、机の上に放置されていました。
たまたま私がそれを発見したため年度当初から生徒版のデジタル教科書が使えました。
もし、あのまま放置されていたら生徒分のデジタル教科書はしらないうちに無駄になっていた可能性があります。
生徒版のデジタル教科書は登録が若干面倒くさいので、発見した場合は得意な方と協力することをおすすめします。
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=3T21EK+13AMPE+4U9M+601S1)
自分からデジタル教科書を取りに行く
![](https://maechantry.com/wp-content/uploads/2023/02/6-1024x576.jpg)
道徳のデジタル教科書も存在します。
勤務校の道徳の教科書はデジタル教科書がありました(むしろない教科書はもうないのか)
ただし、ホームページから申請を行って使用できるようになりました。
ちょっと手間ですが、範読してくれたり、イメージ図や参考写真を出してくれるいいものです。まだ導入していない場合は導入してみてはどうでしょうか?
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=3NN2QE+DPKD9U+14CS+6GC75)
まとめ
デジタル教科書のメリット
・授業準備が楽になる
・板書が激減
・どこでも確認できる
デジタル教科書の注意点
・ないと思っていても学校には導入されているかも
・申請すれば使えるデジタル教科書もある