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はじめに
一人一台端末を配布してから2年経ちます。
せっかく一人一台持っているのだから、もっといいツールがないものかと思いませんか?
私は面倒な準備が嫌いです。
授業前にアンケートをとって集計したり、単語カードを作ったり、ポスター作ったり。
というかあまり上手に作れません。
実はオンラインツールを使えば今まで手間だったことが簡単にできるものが多くあります。
今回はkahoot、mentimeter、quizlet、canvaの4つのツールをご紹介します。
どれも使ってかなり楽ができた、うまく作れるようになったものなのでおすすめです。
それぞれのリンクも貼っておくので一度触ってみてください。
登録は必要ですがGoogleアカウントでOKなのでそんなに手間ではありませんよ。
Kahoot
![](https://maechantry.com/wp-content/uploads/2023/03/1-2-1024x576.jpg)
どんなことができるツール?
kahootはオンラインでクイズを作成して遊べるツールです。とても人気があるツールなので多くの人が使用しています。
教師は、自分で問題を作成し、生徒たちが回答できるようにします。このツールは、生徒たちの能力を評価するためにも役立ちます。kahootは、生徒たちが楽しく学習を進めるために開発されたツールであるため、授業に活気を与えることができます。また、kahootは、生徒たちが自分自身と競い合いながら学習を進めることができるため、学習意欲を高めることができますよ。
問題を先生が作って、生徒たちとクイズ形式で行うのはとても盛り上がります。
ちょっと前のテレビ番組のようですね。
無料版だと4択か〇×でしか回答できませんが、それで十分楽しめます。
実践例
総合の時間で「高校についてどのくらい知っていますか?」を進路学習の導入
行事の振り返りとしてクラス対抗のクイズ大会
生徒が学習した内容をクイズ化し、クラス全体で復習のためにクイズ
理科や社会、英語といった1問1答がしやすい教科では利用しやすいと思います。
私の勤務校では社会と英語の教員がよく使っています。
まだ使ったことがない方はぜひ一度使ってみてはどうでしょうか?
kahootのリンク
Mentimeter
![](https://maechantry.com/wp-content/uploads/2023/03/2-1024x576.png)
どんなことができるツール?
その場で意見を集約して提示することが出来たらとても便利ですよね。
それができるのがmentimeterです。このツールは、インタラクティブなプレゼンテーションを作成するためのツールです。教師は、生徒たちに質問を投げかけ、リアルタイムで回答を受け取ることができます。このツールは、生徒たちが授業に参加し、意見を共有することを促進するために役立ちます。教師は、生徒たちの理解度を評価することができ、授業改善のためのフィードバックを得ることができます。また、Mentimeterは、生徒たちが自分自身の考えを整理し、まとめることができるため、思考力を養うことができます。
実践例
道徳でよくある「あなたなら○○しますか?しませんか?」のような問いかけ
「○○といえば誰?」のような導入
道徳の中心発問に対する回答
kahootと違って正解・不正解がないものや意見集約に使うとよさそうです。
相性がよさそうなのはオープンクエッションをするタイプの授業。
国語や道徳、総合には役立ちそうです。
道徳で「事前にアンケートを取っておく」タイプの導入にはとても役立ちます。
もし、事前にアンケートとるなら質問用紙に、配布、回収に集計をしなくてはいけませんからね。このツールを使えばそんな面倒な作業は質問の設定とリンクの共有で5分で終わります。
こういうタイプの授業や導入をする方はぜひ一度使ってみては?
Mentimeterのリンク
Quizlet
![](https://maechantry.com/wp-content/uploads/2023/03/3-1024x576.png)
どんなことができるツール?
単語カードで暗記するということは誰しもしたことがあるはず。
Quizletはデジタル単語カードです。デジタルのよさは何といっても作成のしやすさ。
紙で作成する場合は、表に書いて裏にも書いてと面倒ですが、デジタルならお手軽。
WordやExcelを貼り付けることができるので、複製もしやすい。
また、作成したものを共有したり、テストをしたりすることもできます。
実践例
英単語カード・一問一答・記述式問題など
数学でも平方根のところでは使えそう
今まで暗記カードを使っていた人であればデジタルに移行してみてもいいかもしれません。
私は授業で1分のフラッシュカード計算のようなことをする単元があります。
中3では多く、展開、因数分解、平方根でよく行います。
紙でやっていたときはその紙を無くすので管理が大変でしたが、デジタルに移行してからはスムーズにできますし、記録もできて便利です。
写真が課金しないと使えないのでそこは残念ですが、今までフラッシュカードや単語カードを使っていたなら使用してみていいでしょう。
Quizletのリンク
Canva
![](https://maechantry.com/wp-content/uploads/2023/03/4-1-1024x576.jpg)
先生はデザイナーではない。
のだけど、デザインするというのは日常茶飯事。
プリントのレイアウト、集会のスライド、委員会のポスター、クラスの掲示物などなど凝りだすとハマるものは数知れず。
その中には「この人、うまく作るな~」って人いませんか?
そして「自分はセンスないな~」と思いませんか?
そこでCanvaです。グラフィックデザインのためのツールで、授業に使用するための視覚的な要素を作成することができます。ポスターやプレゼンテーションスライド、インフォグラフィックなどの作成に役立ちます。
テンプレートや素材も多くあります。これが一番ありがたい。
今やフリー素材は多いとはいえ、わざわざネットを開いて探すのは手間。
すべてCanva内でそろうのがすばらしい。
実践例
授業動画のサムネの作成
委員会のプレゼンの資料作成
ポスターの作成
外部活動のしおりの表紙の作成
委員会活動のプレゼン資料をCanvaのテンプレートで作成したら
「めっちゃセンスいいね、かっこいい」とお褒めの言葉を多くいただきました。
・・・それ、Canvaのテンプレートなんですけどね。
センスは磨かなくてもツールを使えばよさそうです。
まだ使ったことがない人はぜひ使ってみてください。
なお、私は課金しております(素材量が半端ないので)
Canvaのリンク
まとめ
これらのツールは、教育現場での授業の質を向上させるために不可欠なものです。オンライン授業の時代には、これらのツールを上手に活用することが重要です。教師の皆さんも、生徒たちが授業に参加し、学習を進めるためのツールを探し続けてくださいね。生徒たちが楽しく学び、自分自身で学習の進捗を確認することができるように、これらのツールを活用しましょう。