書籍

【言葉が出てこない人必見】瞬時に言語化できる方法

「言いたいことはあるけど、なんていったらいいかわからない」

こんなことはありませんか?私はよくありました。
会議や話し合いで「どう思いますか?」「どうですか?」と言われたときに瞬時に答えられる人と答えられない、うまく言えないという経験は誰しもしたことがあるのではないでしょうか?
その原因は「伝え方」ではなく、「言語化」です
伝え方は言語化ができた後の話、言語化できないものは当然伝わりません。
今回は電通のコピーライター、荒木俊哉さんの著書「瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。」に焦点を当て、どのようにして言語化力を向上させるかについて探ります。言いたいことがスムーズに伝わるようになると、仕事や人間関係が劇的に変わるかもしれませんよ。

「言語化力」って何?

本書が提案する「言語化力」とは、自分の考えや思いを明確な言葉に変える力です。これが向上することで、他者に対して効果的に意見を伝えることが可能になり、コミュニケーションの質が向上します。その究極の到達点は、「パッと」的確な言葉が出てくる「瞬時に言語化できる」状態です。

言語化はセンスではなく、トレーニングによって磨かれます。
考えたことがないものについて意見を求められるとゼロから考えなくてはいけませんよね。
しかし、一度考えたことがあるものなら「それについては考えたことがある」ため、自分の意見を持った状態から話すことができます。そのために日頃の様々な「ひっかかること」を言語化し、ストックをためておくことをおすすめしています。

言語化力トレーニングの鍵は「メモ」

本書では、A4一枚の「メモ」に次々と書いていくシンプルなトレーニング法を提案しています。ポイントは「1枚2分」の短い制限時間内で「素早く」書くこと。毎日の習慣として1日3枚書くことで、言語化力が徐々に向上していくとのこと。実践例や磨くコツも丁寧に解説されています。

具体的には「ひっかかるもの」をテーマにして、A4の紙の上に「テーマ」として書きます。その後、思いついたことを書き、思考から深堀りして理由まで考えます。

このトレーニングによって「なんとなく考えていたこと」を紙に書き、それを見た・読んだことでさらに考えが広がり、なんとなくの言葉から考えた言葉に変えていけるのです。

私の体験から見えてきた成果

私はこの本を読んでから「言語化トレーニング」を行っています。
具体的にはiPadのアプリGoodnotesを使って気になることが出てきたら書くようにしています。アプリを使っているのはA4の紙を持ち歩くことが性格上難しいからです。同じようなトレーニングで「0秒思考」という有名な方法があります。0秒思考は何回かチャレンジしたし、3回ほどやめては復活しを繰り返しましたが、私は紙に書く方が続かないことがわかりました。なのでこのトレーニングもアプリでやっています。
このトレーニングにより、日頃の「これってどうなのか?」をキャッチする力がついてきたように感じます。今までなら「なぜなのかな~」と思って終わっていたことも書いて言語化することができるようになってきました。

「瞬時に言語化」のためのヒントが詰まった一冊

「瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。」は、言語化力を高めることで仕事や人生をより良くするための手段を提供しています。言語化に苦手意識を持つ方や、自分の思いをもっと伝えたいと考える方に是非おすすめしたい一冊です。この本を読んで、言語化力トレーニングの魅力に触れてみてください。

ABOUT ME
まえちゃん
アラフォー男性教員 地元の学校に通い、地元の大学に行き、地元の教員に 「数学が好きな子を増やしたい」と思い、教員になる。しかし、いつの間にか部活動と学校行事がメインの役割になり、22時に退勤することが常習化する。帰って24時に寝るという生活を送る。 3年前に土日をほぼつぶして取り組んだ部活で成果が出ず、「これではいけない」と思い、コーチングを勉強し始め、自分もコーチングを受ける。コーチングを受ける中で「自分はどんな生き方をしたいのか」「自分の強みは何なのか」「何がしたいのか」を考え、行動するようになる。