勉強してみた

【夏休みまでに見て】合格する受験生の夏休みの過ごし方のコツ

「夏を制すものは受験を制す」

学校でも塾でもYouTubeでも夏になるとよく聞く言葉ですね。夏休みは1年間でもっとも自分のコントロールできる時間が多い期間です。そのため勉強をしたか、しなかったかの差がもっとも大きくなります。この夏休みの過ごし方のコツをわかって、有意義に過ごすことができれば2学期からのテストや進路決定に苦しまなくなります。

生活編

朝起きてすぐに勉強する

受験生は朝起きてすぐに勉強しましょう。朝はコルチゾールの効果で活動が活性化され、このときの行動は習慣化のスピードが1.5倍早いという研究結果があります。朝起きてすぐに勉強すれば、勉強する習慣が通常より圧倒的に早く身に付くわけですね。さらにはモーニングルーティーンを作りましょう。ルーティーンはif-thenルールといって習慣化するにはとても効果がある方法です。「○○したら△△する」といった決まりを作っておきましょう。

例:朝起きる → トイレに行く → 歯を磨く → コップ一杯の水を飲む → 瞑想を5分する → ウォーキング20分 → 勉強スタート

例は私がやっている朝のルーティンです。このルーティンで朝活をし始めてから3年ほどたちます。夜の習慣はつきづらいですが、朝の習慣はつきやすいので、夏休みは朝勉強しましょう。

勉強する環境に身を置く

  • 勉強するつもりがマンガを読んでしまった、もうやる気ないわ
  • 勉強するつもりでタブレット開いたらYouTubeが止まらなくなった、もういいわ
  • 勉強する前に10分ゲーム始めたら2時間たってた、明日から・・・

こんなこといっぱいありますよね。勉強を頑張っている人にも必ずあります。そういう誘惑がわかっているので環境を整える必要があります。家で頑張るのはとても難しいので自習スペースや学習できる図書館などにいきましょう。私は受験勉強のときは「10時から17時まで図書館にいって勉強、帰ってからはやらない」と決めてやっていました。終わりを決めておくと、「ここまでは頑張ろう」と思えて集中できる気がします。
自習スペースや図書館にマンガやゲームを持っていく人はいないと思いますが、スマホは持っていきますよね?本当はない方がいいのでしょうが、そんなわけにもいかないでしょう。その場合は絶対に机の上には置かないようにしましょう。スマホは視界に入るだけでも集中力を奪うという実験結果があります。iPhoneなら集中モードを設定し、集中して学習できる環境にしましょう。

行動編

アウトプットに力を入れよう

夏休み頑張ろうと思ったらなにしますか?塾の夏期講習を入れまくる人が私の生徒で多くいるように感じますが、注意が必要です。夏休みの時間があるときにやったらいい行動は「アウトプットを増やして、力を伸ばすこと」です。主に問題を解くことに力をいれましょう。ワシントン大学のインプットとアウトプットはどのくらいの比率で学習すると効果がもっともあるかという研究があります。インプットとアウトプットの比率は3:7がもっとも効果があるという結果です。夏期講習は「この分野の勉強をしたい」という目標があればいいでしょうが、「とにかくいっぱい受けたら効果があるはずだ」と思ってただ受講するのはやめましょう。インプットは増えてもアウトプットが全然できず、やった気分になって夏休みを終えるのはとてももったいないです。

問題集を1冊完璧に仕上げよう

テストにおいて「こんな問題初めて見た」という問題は少数派です。それ以外は「この問題見たことある」問題です。問題集を一冊完璧にすれば、多くの問題がわかるようになります。夏休みは問題集を1冊決め、繰り返し取り組んで完璧にしましょう。どんな問題集がいいかのポイントですが、レベル、ページ数、解答を見て選びましょう。

レベル

  • 得意でない教科は「夏休み仕上げ」「基礎」といったワードが入っているもの
  • 平均点ぐらいとれるなら「入試問題」がメインのもの
  • 得意なら「ハイレベル」的なもの

ページ数は「自分がやり切れる」と言い切れるくらいのものにしましょう。やろうとは思ったけど、やりきれなかったとなっては絶対いけません。いつも勉強していない人は「うっす!」と思えるものから始めましょう。

ここまで決めたら解説を見て選びましょう。解説がしっかり買いてあるかは重要です。解答に「略」と書いてあるものには注意です。「いやいや、そこが知りたいんだよ」と私は何度も解答にツッコんだことがあります。購入の際には解答まで確認しましょう。

まとめ

生活は「朝に起きてすぐ勉強する」「勉強する環境に身を置く」

行動は「アウトプットに力をいれる」「問題集を1冊完璧にする」

ABOUT ME
まえちゃん
アラフォー男性教員 地元の学校に通い、地元の大学に行き、地元の教員に 「数学が好きな子を増やしたい」と思い、教員になる。しかし、いつの間にか部活動と学校行事がメインの役割になり、22時に退勤することが常習化する。帰って24時に寝るという生活を送る。 3年前に土日をほぼつぶして取り組んだ部活で成果が出ず、「これではいけない」と思い、コーチングを勉強し始め、自分もコーチングを受ける。コーチングを受ける中で「自分はどんな生き方をしたいのか」「自分の強みは何なのか」「何がしたいのか」を考え、行動するようになる。