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【先生は早く帰りたい】定時退勤のためのキホン

近年、教員の時間外勤務が話題となることが多いですね。
出退勤がデジタル管理され、月に80時間の時間外勤務をすると校長先生と面談することに私の職場ではなっています。私も5年前までは毎日21時過ぎに帰る生活をしていました。土日も部活して学校に行かない日が月に1回あったかという状態でした。今思えば時間外勤務100時間は軽く超えていたのではないかと思います。

私の場合は「異動」「コロナ」「子供が生まれる」ということが重なり、時間外勤務について大きく変えるきっかけになりました。今では何か特殊なことがなければ定時退勤しています。今回は時間外勤務を減らすために私がまずやり始めたことを紹介します。

帰る時間を決める

まず、定時退勤するためには、帰る時間を決めることが大切です。自分の仕事量や締め切りを見積もって、何時に仕事を終わらせるかを明確にしましょう。そして、その時間になったら、仕事を切り上げて帰るという意志を持ちましょう。もちろん、緊急や重要な仕事が入った場合は臨機応変に対応する必要がありますが、基本的には自分が決めた時間に従うように心がけましょう。そうすることで、仕事の効率も上がります。
そう簡単に割り切って帰れるようにならないかもしれませんが、帰った方が自分のためになることは間違いありません。時間外勤務をすればするほど、時間に対する給料が下がります。毎週勤務時間が40時間程度、毎日残業4時間して土日も部活をすると28時間。時給換算すれば半減してしまいそうです。
また、残業してまで仕事をしてしまうと仕事を減らそうという努力を組織全体でしなくなります。時間やコストに見合ってないと改善や撤回をする必要があることが学校ではたくさんあります。やらないという選択を提示することも必要でしょう。

21時に寝る

次に、定時退勤するためには、21時に寝ることがおすすめです。21時に寝るというのは、睡眠時間を確保するという意味だけではありません。21時に寝るということは、その前に夕食や入浴などの日常生活を済ませるということです。つまり、夜遅くまで仕事をしていると、21時に寝ることができません。21時に寝ることを目標にすることで、自然と仕事を早く終わらせようという気持ちが高まります。
私は子供と一緒に21時に寝るようになり、人生が変わったといっても過言ではありません。睡眠はとても重要です。それまでは24時に寝る生活でしたが、21時に寝るようになり、体の様々な不調が改善され、メンタルも安定するようになりました。それによって自分を高めるために読書や運動をする時間を確保できるようになりました。

お菓子とジュースを避ける

最後に、定時退勤するためには、お菓子とジュースを避けることが大切です。お菓子やジュースは糖分が多く含まれており、一時的にエネルギーが上がりますが、すぐに血糖値が下がってしまいます。その結果、眠気やだるさが襲ってきて、仕事の集中力やスピードが低下します。また、お菓子やジュースはカロリーも高く、体重や健康にも影響します。
お菓子は食べない、飲み物はお茶、水、ブラックコーヒーにしましょう。
この話をすると「修行僧なのか?」と笑われたことがありますが、仕事の効率を上げるためには大事なことです。100時間残業していたころはレッドブルと菓子パンが残業のお供でした。「頭に糖分を」とか言って甘いもの食べてましたが、やめた方がいいですね。
甘いものもジュースもやめた方が頭がすっきりとし、ダラダラせずに集中して仕事を終わらせることができます。

まとめ

定時退勤するためには、帰る時間を決める、21時に寝る、お菓子とジュースを避けるという3つのコツを実践することが効果的です。これらのコツは、仕事だけでなく、生活全般にも良い影響を与えます。定時退勤できると、自分の時間が増えて、趣味や家族との時間を楽しめます。仕事とプライベートのバランスを取ることで、幸せな人生を送りましょう。

ABOUT ME
まえちゃん
アラフォー男性教員 地元の学校に通い、地元の大学に行き、地元の教員に 「数学が好きな子を増やしたい」と思い、教員になる。しかし、いつの間にか部活動と学校行事がメインの役割になり、22時に退勤することが常習化する。帰って24時に寝るという生活を送る。 3年前に土日をほぼつぶして取り組んだ部活で成果が出ず、「これではいけない」と思い、コーチングを勉強し始め、自分もコーチングを受ける。コーチングを受ける中で「自分はどんな生き方をしたいのか」「自分の強みは何なのか」「何がしたいのか」を考え、行動するようになる。