生徒の自己肯定感が低いので、いいところを見つけ、積極的に認め、ほめていきましょう
この発言にいつも疑問を持っていました。自己肯定感って認めて、ほめれば上がるのか?その理由は「自己有用感」と「自己効力感」が高くなれば自己肯定感が上がるはずだという考えと話から分かりました。「自分が誰かの役に立っていると感じる自己有用感」「自分は何かができると感じる自己効力感」が「ありのままの自分を受け入れ、愛することができる自己肯定感」とつながっていないと感じます。
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自己有用感も自己効力感も関係ない自己肯定感
自己有用感と自己効力感を自己肯定感をくっつけることは危険です。環境が変わって前のような働きができなくなると自己有用感が下がり、自己肯定感も下がる。今まで得意分野だったけど今からやるところは苦手分野なので自己効力感が下がり、自己肯定感も下がる。ありのままの自分を受け入れ、愛することができる自己肯定感となんか違いませんか?役に立っていようが、できるができまいが自分を受け入れることができるのが自己肯定感ですよね。
仕事での役職がついていたときは、「自分は役に立っている」「こんなこともできる」と自己有用感や自己効力感が高かったと思います。しかし、それが外れたときに「自分ってこれでいいのだろうか」と悩んだときがあります。環境やタイミングで上がったり下がったりする自己肯定感ではなく、自分のありのままを受け入れ愛する自己肯定感のためにできることの一つがアファメーションです。
自己肯定感を高めるアファメーション
〇私は自分が大好きです
〇私は健康的な体です
〇私は宇宙から無条件で愛されています
〇私は唯一無二の大切な存在です
さあ、聞いてどう感じますか?ちょっとオカルトチックなのではないかと感じる人が多いのではないでしょうか?しかし、心配しないでいただきたい。ここから宗教に入ってほしいとも高額商品を買ってほしいともいいませんから。確かにちょっと恥ずかしく、疑ってしまいたくなる気持ちもあると思いますが、自分の言葉が自分に与える影響はとても大きいのです。
この動画は「白チームが何回パスを回したか?」を数えるように動画冒頭に指示されます。一生懸命数えた人がほとんどでしょう。私もそうでした。そして動画が終わった時に「ムーンウォークしていった熊に気づきましたか?」ということを言われます。え?そんなのいたっけ?と思って見直すと
確かに何かいるんですよね。パスを数えているときには全く気づきませんが、ムーンウォークの熊を探そうとすると見つかります。人間は注目していることに大きな影響を受けます。毎日の思考では8割がネガティブな考えをします。その考えをポジティブに置き換えていけば、その後の考えや行動も大きく変わり、自己肯定感も上がります。
アファメーション実践
①瞑想にアファメーションを取り入れる
私は瞑想に「リルック」という瞑想アプリを使っています。その中には「アファメーション瞑想」が入っているため毎朝アファメーション瞑想を行なっています。
②通勤時にアファメーションを行う
アファメーションって恥ずかしいですよね。家族に鏡に向かってぶつぶつ言ってるの見られるのもなんかイヤ。私は通勤の車の中に乗ったら鏡を見てアファメーションということをしています。
③人がいなくてもちょっと恥ずかしい
と言っても恥ずかしい、なかなかそんな言葉は出てこないという人は言葉のレベルを下げてみるといいです。
①私は自分が大好きです
②私は自分のことを少しずつ好きになっていっています
③私は自分のことを好きになることを学んでいます
④私は自分のことを好きになることの大切さを学んでいます
言い切ることのハードルが高くても、「だんだん」とすることや「学んでいる」という進行形にするとハードルが下がります。私も③からスタートして②を経て、①になりました。④なら人がいてもそんなに恥ずかしくないレベルですね。
変化は感じる?
・評価が悪くても「自分はこう考えている」とか「次こんな改善しよう」とかあまり落ち込まない
・やっていることに対して自信や希望を失わない。ダイエットできない、成果が上がらないからダメなやつだと思わない
・うらやましい人がいても自分を責めず、前向きに見習える
変化は感じます。自分をダメだと思わない、落ち込まない、嫉妬を切り換えられるとメンタルに対しての問題が改善します。
道徳の教科書にもアファメーション
「自分は最強だ」と大勢の前で叫ぶ、毎日鏡の前で自分にいうトレーニングをした車椅子テニスプレイヤの国枝さん。これってアファメーションですよね。この話は中学校の道徳の話で出てきます。生徒の反応は「そんな恥ずかしいことできない」「やはり世界一になる人は違う」というものなのですが、これだけなら一円もかけずにできますよね。なお、この教材をやっているときに「先生もこのアファメーションやってるよ」と言ったら変な空気になりました。
まとめ
・自己有用感、自己効力感と自己肯定感は一緒ではない。
・自己肯定感を上げるためにアファメーションで自分を大事にできる言葉を自分にかけ続けよう
・アファメーションを実践しよう。場所や言葉は自分に合うようにしよう
・アファメーションで自己肯定感が上がれば、メンタルが強くなる
・有名人もやっているし、道徳にも登場するアファメーション