時間術

授業でメンチメーターを使ってみたら準備が5分になった

事前にアンケートを取っておく

道徳先生

道徳の授業の指導案でこれが出てくると絶望するわ

まえちゃん

え?そんなに面倒ですか?

道徳先生

意外と面倒ですよ。前日は配布しないといけないし、回収して集計しなければいけないし

まえちゃん

実際にやってみると結構面倒ですよね

道徳先生

そうなんですよ、しかも結果を見栄えよく見せようと掲示作ったり、スライド作ったらもっと時間かかりますね

まえちゃん

メンチメーター使ってみたらどうでしょうか?だいぶ解消できそうですよ


事前アンケートが苦手な人は私だけではないはず。事前にアンケートを取ると「問題意識を持たせる」「自分たちの経験と比較して考える」「いろいろな考え方を出して、話し合いに生かす」などいいことはわかっているけど、とにかく面倒!
①事前アンケートを作成する
②事前に配布する
③回収して、集計する
④フィードバックのためにまとめる(プリント、スライドなど)
紙でこれをやる場合は、事前配布しなければならず、道徳の授業で使おうと思ったら前々日に配らないと準備が間に合わないってことが私はよくありました。しかし、今や誰もがスマホを持ち、学校でも一人一台端末が配布されている時代です。ICTでアンケート取ればいいのよ、そこで私がよく利用しているものがメンチメーター(Mentimeter)です。

教員の方で「事前アンケート」にお困りの方、教員でなくても講演や会議などで事前調査をしたい方におすすめのサービスです。

1.メンチメーター(Mentimeter)とは何か?

メンチメーターとは、リアルタイムでアンケートを集計できるアプリケーションです。アンケートを集計したり、意見を集めたりできるものは他にもあります。このメンチメーター(Mentimeter)の特徴(メリットと言えるもの)は次の3つだと思います。

①視覚、デザイン的にわかりやすい

下の画像はメンチメーター(Mentimeter)で作成できるものの一部です。投票数が多いものの文字が大きくなり、インパクトがありますね。表などにして見せることで数の多さを示すこともできますが、文字の大きさでわかると、直感的に「これが多い」とわかりますし、他との差も感じることができます。また、文字の大きさは自分で作成しようと思うと難しいですね。

スクリーンショット 2021-10-02 071303

②匿名で公開できる

自由に意見を集めるときに「自分がこう思っているとあまり知られたくない」と思うこともありますね。名前がわかるように答える場面も必要かと思いますが、匿名でも構わない、匿名の方が意見が出しやすいというときにメンチメーター(Mentimeter)は使いやすいといえます。

答えにくい質問も匿名なら

③URLをクリックするだけで入力できる

質問を作成する方はアカウントが必要ですが、回答する方は指定のURLをクリックするだけでOKです。また、URLを知らせることが難しい場合でもコードを入力すれば回答できるので、使いやすいでしょう。

Shareを押すとURLやQRコードをコピーできる

2. メンチメーターで何ができるのか?

メンチメーターでは、こちらで用意した質問にさまざまな形式で回答し、それをリアルタイムで提示することができます。タイプが6つありまずが、Word CloudとOpen Ended、Multiple Choiceが私的には使いやすいです。特にWord Cloudは見た目もインパクトがありますね。

3.おすすめのType

Multiple Choice 

投票できるタイプです。選択肢を選ぶと、何人その選択肢を選んだかわかります。パーセンテージにも切り替えができるので、便利。レクレーションに何するか?や色々な選挙に使えそうですね。ただし、匿名なので誰がどう回答したか知りたいというものには適さないでしょう。

どのレクレーションをしたいかくらいならいいかも

Word Cloud

投票できるタイプですが、記述式で単語をいくつ答えられるかは設定できる。投票数が多い単語のサイズが大きくなるので面白い。みんなが特定のワードで答えてくれるものは回答しやすいです。例えば、好きなスポーツや食べ物などの「サッカー」「牛丼」は多くの人がこのワードで答えてくれるので同じものと集計されます。しかし、記述式のためか同じものを言いたくても違うものと扱われることがあります。例えば「唐揚げ」「から揚げ」「からあげ」「カラアゲ」は全部違うカウントをされます。日本語はひらがな、漢字、カタガナが入り混じっているのでこういうのは向かないですね。

英語ならあまり分散しないのかも

Open Ended  

文章で解答できます。意見を書く、感想を書く、まとめを書くなどに使ってみました。意見が入りきらないのですが、自動でスライドする設定もあるので、動かさないと見れなくて不便ってことはありません。自分の意見がちゃんと表示されること、同じ意見や違う意見を見ることができるので重宝しています。

自動でスライドするとなんかかっこいい

結果をクラスで表示して見せると結構反応があります。
kahootというクイズアプリもクラスでやると面白いので、よかったらそちらの記事もお願いします。

kahootの盛り上がりはスゴイ

4.メンチメーターの始め方

問題を作る時は、アカウントを作る必要があります。ちなみにネットで「メンチメーター」と検索すると、公式ページではなくて梅ヶ丘小学校のメンチメーターのページがトップにきます。Interactive presentation softwareInteract with your audience using real-time voting. No instalwww.mentimeter.com

作成者用のページに行ったら、アカウントを作成し、質問を作成しましょう。ちなみに生徒はアカウントを作成する必要はありません。生徒はメンチメーターの解答者用のページからコードを入力するか、該当のURLにアクセスします。私は、自分のクラスルームにURLを貼り付けて解答させています。

クラスルームについての記事もよかったどうぞ。

使い慣れると便利です

5.実践例

道徳において、事前アンケートや教材の捉えを確認したいときに使用しました.
上の画像は「異性の理解」の教材の時に、お互いのイメージについて案を出しました.下の画像はアンケートを実施し、生徒の持っている天才のイメージについて考えました。時間はあまりかかりません。操作に慣れたら3〜5分で終わり、教師は全体のスライドを提示して、確認することができました。

6.まとめ

これで「事前アンケート」に手間を感じ、諦めるということは格段に減ると思います.ただ、全て英語なのでいろいろな設定には手をつけにくいですが、簡単なアンケートをとるくらいは簡単です。教員でなくても、簡単なアンケートを集計して提示することもできるので、いろいろな場面で活用してみてはどうでしょうか?

問題作成者用のHPInteractive presentation softwareInteract with your audience using real-time voting. No instalwww.mentimeter.com

解答者用のHPJoin a presentationEnter the code and participate. Let’s hear your opinion!www.menti.com

ABOUT ME
まえちゃん
アラフォー男性教員 地元の学校に通い、地元の大学に行き、地元の教員に 「数学が好きな子を増やしたい」と思い、教員になる。しかし、いつの間にか部活動と学校行事がメインの役割になり、22時に退勤することが常習化する。帰って24時に寝るという生活を送る。 3年前に土日をほぼつぶして取り組んだ部活で成果が出ず、「これではいけない」と思い、コーチングを勉強し始め、自分もコーチングを受ける。コーチングを受ける中で「自分はどんな生き方をしたいのか」「自分の強みは何なのか」「何がしたいのか」を考え、行動するようになる。